和風魚介出汁創作麺処後関について

1.削り節でラーメンを作りたい!!

ラーメンという料理が日本に上陸し多種多様に進化した現代

あっさりしたラーメンが食べたいが、なかなか思うラーメンに出会えず

ある日、蕎麦汁の出汁を取りながら、このソウダガツオ、鯖、鰹の削り節でラーメンを作ったら自分の求めるラーメンが作れるのではないだろうか

そんなところから自己流ラーメンの開発。試行錯誤の日々が始まりました。[/su_animate]

2.鰹(鯖ソウダ)出汁だけじゃパンチが足りない!!

想像通り。美味しいがラーメンと考えると圧倒的にパンチが足りない。

香味野菜を足したり、鶏ガラを加えてみたり、鶏肉の色んな部位を混ぜてみる。

日本蕎麦に鴨せいろというもりそばの汁で鴨肉やネギを煮込んだ汁をつけて食べる商品があるのですが

その鴨せいろのほどよい脂感がラーメンに転用できないかと鴨を入れてみたところちょうどよいあっさり感。

ただ独特の甘みが気になる。甘いスープにはマッチするのだが塩味にはちょっと合わない。

足ヒレや首ガラ、頭などを試すがなかなか思うようにいかず、自棄気味に丸鶏を入れてみたところ

ほどよくクセが影を潜め、スープ作りに明るい兆しが見え始める。 [/su_animate]

3.魚介そのままの味を出したい!!

紆余曲折を経てベーススープが完成に近づいた頃、天ぷら用のエビの殻をなんとなく入れてみたところ

エビの風味がこれによく引き立つことに気づく。魚のアラを使った味噌汁を日頃作っていたため、

鮭や鯛、ブリなど試し始める。

美味すぎる!!

下ごしらえは必須だが、どんな魚でも工夫によってクセを抑えることができ

スープにマッチする

味をしめいろんな食材を試し始めラーメン研究が急加速。[/su_animate]

4.脂感が足りない。。

鶏、鴨の出汁も今では骨がボロボロ白濁スープになるまで炊き込んでいますが、魚介ラーメンとして舵を切った頃は

もっと脂分が少なかったのです。自分はこれで行ける!!と自信を持っていたのですが

現代主流のこってりした動物出汁のラーメンを食べ慣れている方にはいまいちモノ足りないという反応が見られました。

そこで豚の背脂を入れてみようとさっそく購入して煮込んでみたところ、一緒に牛肉を買った際に頂いたケンネ脂を目が行く。

せっかくなのでと一緒に煮込んでいると豚の脂より早い段階でトロトロになっていくのに気づく。

味も全く違う。個人的には牛脂のほうが甘み、コクが強い印象を受けました。

よくよく調べてみると牛脂にはオレイン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸がたくさん含まれていて(※豚の脂にも含まれています。)

悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす効果があると!!

当時、悪玉コレステロールの数値が限界突破し動脈硬化寸前であった店主。これは使わない手はないと思い

牛脂の使用を即決。[/su_animate]

続く??